秋雨の渓

simon

2015年09月16日 06:21








、、、時は遡り、数日前から新しいミノーの開発を始めていた。


「カワセミ」 英名で「キングフィッシャー」

川を見下ろす横枝から一直線に飛び込み標的を捕らえる。また、渓流の宝石とも呼ばれる美しい鳥。そんなイメージを抱き、新しいモデルのミノーを作りはじめた。



着水瞬く間に川底まで一気に沈むヘビーシンキング。また、遊び心をくすぐるフローティング。まずは2種類のコンセプトからきめてバルサを削って仕上げていく。



リップを付けて命を吹き込むが、イメージ通り動かない。ならばとラインアイを曲げて調整すると、鼻先が原型をとどめなかったが、なんとか動くようになった。




、、よし、とりあえずこれでいってみよう!



そして、冒頭写真の釣行に繋がるのでした。


秋雨のなか、良くはないけど、悪くはないシュチュエーション。試作ミノーを持って、まずは岩魚の住処におじゃましてきました。




時々叩きつけるように激しく降る雨。水面が乱れているが、岩際コースを流すとクンっと手応えが♪ 姿を現わしたのは2匹目の岩魚。試作ミノーに優しい岩魚のおもてなし、ありがたい(^^;;




ちょっと使ってみた感じ、動きが重い。それは自重や形状、リップやラインアイ、改良しなくちゃいけないね。



試作ミノーはこのくらいにして、先輩ミノー 達 笑 に、バトンタッチして、秋の癒し谷を満喫してみよう。

Matilda50



Bingo50



Matilda50LITE



MINAMOWA55



MINAMOWA50




この時は夢中で何とも思わなかったけど、その後いくらか遡上した時、ふと何かに気づいた。。



、、、ない?



、、、え? マジ?




、、、ない!ない!ないー!>_<



背中にぶら下がってるはずのランディングネットがないのでした。もう釣りどころじゃない!慌ててタックルをザックに仕舞い、両手両足を使って沢を駆け下りた。



あった〜♪ 感動の再会でした(≧∇≦)

ひっかけて守ってくれてた枝に感謝。神様ありがとう〜と空を見上げて言ったのはホントです(^^;; 笑



そして、今シーズンのお礼を告げ、この谷を後にして別河川の上流へ移動。


この川も、秋の長雨で水量は十分にあるようだ。きっと僕はこの川で今年もファイナルを迎えるだろう。あと少しか来れないから最後に美しい秋山女魚を手にしたいところ。



すると、入渓地点から川下に向けて打ち込んだ数投目にガツンと入った!岩の上から見下ろす水面下に、横走りする白銀の魚体が見えた。デカイ!!


僕はここで今シーズン最後のメモリアルな秋山女魚を手にするのだろう!と、思った、、、


、、、のが、いけなかった。。(≧∇≦)涙



”ドンマイ!”



そして、前にしか進むようになっていない僕の竿に2度目の魚信が(^.^)!


やった!この時期に山女魚に逢えると本当に嬉しい。残念ながら 20㎝にも満たない魚だけど、愛くるしくて暫く眺めて流れの中にリリース。



その後、サイズアップを求めて、進み行く先に現れた岩地帯。沈めて流れに乗せながらのトゥイッチングに反応あり!



やっと想いが届いてネットインした魚。
ラストに良型の山女魚(27㎝)でした(^^;;
これで満足、ありがとう!

MINAMOWA55






そして、家に帰ってから試作ミノーの改良を始めました。まずは鼻先、ラインアイから修正するため型から作り変え。これからあと僅か、次の釣行に向けてこのミノーの準備をしていきます(*^^*)v



〜SIMONS MINNOW〜
・KAWASEMI45-HS,F

カラー / アユカラー (試作)


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