2014年09月13日
ハンドメイドミノーの作り方
夜が涼しくなり、網戸にすれば良い風がレースカーテンを揺らして室内に入ってきます。秋の夜長は、虫の鳴き声を聴きながら、もの作りには最適な時期です(^。^)
さてさて今日は、僕が渓流ミノーイングで使っているミノーの作り方をご紹介したいと思います(^^;;
今回は源流用45mmのミノーを2個作ってみます。まずは切り出し。ホームセンターに売ってる3mmのバルサ材を使います。僕はなるべく柔らかい材を選んでます。下書きはミノーの形状を書いた型紙を毎回使ってます。

切り出した材で、ウエイトとフレームを挟みこみます。フレームの加工はラジオペンチと精密ドライバーを使ってます。

加工できたフレームとウエイト(今回はガン玉3B,2,2を使用)を挟み込んで瞬間接着剤で固定したらサンドペーパーで削って整形します。最近はほとんどカッターナイフは使わなくなりました。

整形ができたら、セルロースセメントに5回ディッピングします。こうして柔らかいバルサを硬化させ、アルミを貼る下地ができてきます。
次はアルミ貼り。僕が使ってる物はこんな感じ。

ボディの型紙より少し小さめにアルミテープをカットし、指の腹で形状に沿って貼っていきます。若干伸びるアルミテープの特性をうまいこと使って貼ります。このとき爪が当たると形が残るので注意しましょう。

鱗は貼る前に寸切りボルトをゴムシートの上で転がして付けてます。側線は手芸用のルレットです。エラブタ廻りは千枚通しで書いてます。

そしてディッピングを5回して、アルミテープの段差をサンドペーパーで削って無くします。

次に、背中と腹の木部を銀色の水性マーカーで塗り、着色のムラが出にくくします。

そしてディッピングを5回〜8回します。これで塗装下地は完了です。
それでは塗装に入ります。

吹き付けは屋外の軒下に作った塗装場で行ってます。床は地面だから汚れも気にしてません。塗料は水性塗料をエアブラシで吹き付けてます。溶剤系は使いません。体に悪いこと大嫌い(^^;; 笑
今回はイワナのカラーにしてみました。斑紋は爪楊枝を使って着けていきます。

気が済むまで着色が出来上がったら、1回ディッピングして色止めします。そしていよいよミノーに命を吹きこむ「目入れの儀」です 笑。 工程の中で僕は2番目に慎重に行うところです。まず、4mmのポンチで塗膜を剥がし、ルーターで接着面を平らに仕上げます。

そして市販のアイを貼り付けます。
おー、命が吹き込まれたみたいだ!

そのまま名前も入れていきます。極細の水性ボールペンで書いてます。水性を使用してるのは、ディッピングした時に色流れが0%だからです。

そして、ディッピングを5回。
湿度が高い時期はディッピングすると白化現象を起こして白くなってしまいますが、そんな時は僕はラッカーシンナーでさっと拭いてます。
そして最終工程、「リップ取り付け」です。ちゃんと泳ぐかが決まってくるので1番緊張し、慎重に行ってます。
まずはリップの制作。使ってる物はこんな感じ。以前はポリカを使ってたけど、強度的に最近はこのサーキットボードを使ってます。

リップの切り出しは、いつも通りの形状と、新規に大きめの2種類を今回作りました。



そしてリップの位置を決めたらデザインカッターで切り込み、角度も決めていきます。動きのメカニズムはリップとアイとの位置関係です。リップとアイが近いと大きな動きになります。今回は最も近ずけました。すると動きが大きくなりすぎてバランスを崩すので、リップを長く伸ばして安定させます。そこまでして近ずけた理由はトゥイッチした時のダート幅を大きくしたかったから、、、、などと今までの経験から色々理屈を言いながら、とりあえずやってみます(^^;; 笑


切り込めたら仮にはめてみてお風呂でテスト (^^;; 何種類かやってみて良かったリップを採用します。そして滑りにくいカットにし、瞬間接着剤で固定します。

リップの固定が終わったらリップをつけたまま最後のディッピングを2回。

ディッピングが終わったらバリをとります。
そして、仕上げにフックを付けたら完成です!(^-^)v

〜SIMONS MINNOW〜
・MINAMOWA45-S ( 3.5g)
カラー / イワナ,ゴールドイワナ
制作期間は約1週間。細かい作業は書ききれなかったので、また時々部分的な工程を書いていければと思います。作り方は人それぞれなのでこれはあくまで僕なりの作り方です。他に良い方法や材料を知ってる方はぜひ教えてください。ミノーのハンドメイドは奥が深くて僕もまだまだ研究中です(^^;;。 長文を読んでいただきありがとうございました(^。^)
そして完成したミノーをもってフィールドテストに。さすがに渓流まではいけないので近くの湖へ。

ここでは真っ直ぐ泳ぐようにチューニングをします。右側へ直したいときはアイを右へ曲げます。

今回、リップを伸ばしてアイを1番近ずけた僕の思惑通りに、ミノーはトリッキーな平打ちをしてくれました(^^;;
、、、ホントか?
、、 、出来は良かったのかって?
それでは、、、
ここに住む審査員に聞いてみましょう 笑
ドン!

合格だそうです。笑
あざっす!(^^;;
さてさて今日は、僕が渓流ミノーイングで使っているミノーの作り方をご紹介したいと思います(^^;;
今回は源流用45mmのミノーを2個作ってみます。まずは切り出し。ホームセンターに売ってる3mmのバルサ材を使います。僕はなるべく柔らかい材を選んでます。下書きはミノーの形状を書いた型紙を毎回使ってます。

切り出した材で、ウエイトとフレームを挟みこみます。フレームの加工はラジオペンチと精密ドライバーを使ってます。

加工できたフレームとウエイト(今回はガン玉3B,2,2を使用)を挟み込んで瞬間接着剤で固定したらサンドペーパーで削って整形します。最近はほとんどカッターナイフは使わなくなりました。

整形ができたら、セルロースセメントに5回ディッピングします。こうして柔らかいバルサを硬化させ、アルミを貼る下地ができてきます。
次はアルミ貼り。僕が使ってる物はこんな感じ。

ボディの型紙より少し小さめにアルミテープをカットし、指の腹で形状に沿って貼っていきます。若干伸びるアルミテープの特性をうまいこと使って貼ります。このとき爪が当たると形が残るので注意しましょう。

鱗は貼る前に寸切りボルトをゴムシートの上で転がして付けてます。側線は手芸用のルレットです。エラブタ廻りは千枚通しで書いてます。

そしてディッピングを5回して、アルミテープの段差をサンドペーパーで削って無くします。

次に、背中と腹の木部を銀色の水性マーカーで塗り、着色のムラが出にくくします。

そしてディッピングを5回〜8回します。これで塗装下地は完了です。
それでは塗装に入ります。

吹き付けは屋外の軒下に作った塗装場で行ってます。床は地面だから汚れも気にしてません。塗料は水性塗料をエアブラシで吹き付けてます。溶剤系は使いません。体に悪いこと大嫌い(^^;; 笑
今回はイワナのカラーにしてみました。斑紋は爪楊枝を使って着けていきます。

気が済むまで着色が出来上がったら、1回ディッピングして色止めします。そしていよいよミノーに命を吹きこむ「目入れの儀」です 笑。 工程の中で僕は2番目に慎重に行うところです。まず、4mmのポンチで塗膜を剥がし、ルーターで接着面を平らに仕上げます。

そして市販のアイを貼り付けます。
おー、命が吹き込まれたみたいだ!

そのまま名前も入れていきます。極細の水性ボールペンで書いてます。水性を使用してるのは、ディッピングした時に色流れが0%だからです。

そして、ディッピングを5回。
湿度が高い時期はディッピングすると白化現象を起こして白くなってしまいますが、そんな時は僕はラッカーシンナーでさっと拭いてます。
そして最終工程、「リップ取り付け」です。ちゃんと泳ぐかが決まってくるので1番緊張し、慎重に行ってます。
まずはリップの制作。使ってる物はこんな感じ。以前はポリカを使ってたけど、強度的に最近はこのサーキットボードを使ってます。

リップの切り出しは、いつも通りの形状と、新規に大きめの2種類を今回作りました。



そしてリップの位置を決めたらデザインカッターで切り込み、角度も決めていきます。動きのメカニズムはリップとアイとの位置関係です。リップとアイが近いと大きな動きになります。今回は最も近ずけました。すると動きが大きくなりすぎてバランスを崩すので、リップを長く伸ばして安定させます。そこまでして近ずけた理由はトゥイッチした時のダート幅を大きくしたかったから、、、、などと今までの経験から色々理屈を言いながら、とりあえずやってみます(^^;; 笑


切り込めたら仮にはめてみてお風呂でテスト (^^;; 何種類かやってみて良かったリップを採用します。そして滑りにくいカットにし、瞬間接着剤で固定します。

リップの固定が終わったらリップをつけたまま最後のディッピングを2回。

ディッピングが終わったらバリをとります。
そして、仕上げにフックを付けたら完成です!(^-^)v

〜SIMONS MINNOW〜
・MINAMOWA45-S ( 3.5g)
カラー / イワナ,ゴールドイワナ
制作期間は約1週間。細かい作業は書ききれなかったので、また時々部分的な工程を書いていければと思います。作り方は人それぞれなのでこれはあくまで僕なりの作り方です。他に良い方法や材料を知ってる方はぜひ教えてください。ミノーのハンドメイドは奥が深くて僕もまだまだ研究中です(^^;;。 長文を読んでいただきありがとうございました(^。^)
そして完成したミノーをもってフィールドテストに。さすがに渓流まではいけないので近くの湖へ。

ここでは真っ直ぐ泳ぐようにチューニングをします。右側へ直したいときはアイを右へ曲げます。

今回、リップを伸ばしてアイを1番近ずけた僕の思惑通りに、ミノーはトリッキーな平打ちをしてくれました(^^;;
、、、ホントか?
、、 、出来は良かったのかって?
それでは、、、
ここに住む審査員に聞いてみましょう 笑
ドン!

合格だそうです。笑
あざっす!(^^;;