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2015年02月11日

水性塗装

解禁まであと半月! 気持ちはもう爆発中!(≧∇≦)


僕はミノーをハンドメイドするときは、溶剤系ではなく、水性系で行なってます。前回、僕と同じ健康志向のビルダーさんから 笑 その方法について質問がありました(^^;;

今日はこの渓流用のミノー3本塗装します。僕がいつも行なっている水性塗料を使った塗装を紹介してみたいと思います。あくまで僕流です、、(^^;;



今回の下地は初めての試みで、ウロコをアルミテープの代わりにストレッチホロシールを使ってみました。



さすがルアーに貼るためのシールだけあって、薄くて形状に容易に追従して貼りやすい。やっぱりキッチンに貼るためのキッチンシールとは違います(^^;; 笑



出来上がった塗装前の下地は、クリップとアイがセルロースで固まった状態の方が、塗装の際にクリップ持って吹けるので作業しやすいです。





さてさて、それでは塗装場に移動しましょう。




塗装場は屋外のデッドスペース作ってあり、床は地面で、外壁は汚れないようにベニヤを貼り、照明と電源を設けています。僕はそこを「SIMONS CRAFT」と呼んで鱒(^^;;






これが、メインで使っている塗装「水性 セラムコート」です。色が豊富でお気に入りです。




そして、こちらが金色を作りたいときなどに主にクリアとして使っている塗装「木部着色 水性ポアーステイン」です。黄色、橙色、赤などあります♪




こちらが、希釈に使う水が入っているフラスコ型容器と、スポイドです♪




これが僕が使っているシングルアクションのエアブラシです♪




さて、それではベージュ系の色で腹から吹き付けます。まずはセラムコートをこのくらい塗料皿に出し




スポイドで水を5滴入れて




爪楊枝で混ぜます。量によって水を1滴増やしたりして、傾けたらやっと流れるくらいにします。この溶かし具合が大切です。



出来たそのネタを塗料カップに入れて準備完了。




壁に貼ってるベニヤに向けて試し吹きしながら、出るか確認と噴射を安定させます。




吹き付けは、後端のダイヤルを回して太さを決めます。やや細めに設定して、力を入れ過ぎないようにレバーを優しく押し、腹に噴射させます。力を入れ過ぎると水のように色が流れます。力の入れ方が大切です(^^;;



1色吹く度に、エアブラシボディ内部を水で洗います。(以後この工程は省略します)





ちなみに、このように綿棒を使って爪楊枝置きに。綿棒はこの他色々役に立つので重宝してます。
水性塗装







次は背中に色を吹きます。まずはピンクをやや離して吹き、広く着色します。






次は、同様にライムグリーン。






3本のうち1本は、金色にしましょう。ポアーステインの黄色を、希釈せずそのまま塗料カップに入れます。ダイヤルは0まで絞って、離してサッと5〜6往復側面に吹きます。これ以上吹くとダマになってしまいます。





そして、背中にオレンジを吹きます。アクリルガッシュの水性絵の具も使ってます。






途中経過、こんな感じです。色を重ねる場合は乾かしながら行います。




次はアクセントに、黒系の色を背中に入れます。広く着色した背中の上に重ねるので、ダイヤルは絞り細く吹きます。力の入れ過ぎに気をつけて、やや近付けて噴射させます。


まずはピンクの上に黒を



次は、ライムグリーンにも



最後は、オレンジに




こんな感じになりました♪ (*^^*)




今回は、初めてホロシールをウロコに使ってみたので、ホロ柄を活かすためにこれで完了にしようと思ったけど、1本だけパーマークを入れてみました。






パーマークの型は、名刺サイズのラミネートフィルムにイメージを書いて、線香の熱で穴をあけてます。






こんな感じになりました♪




最後に、屋外の塗装場から部屋に戻って爪楊枝で斑紋を入れてアマゴカラーにしました。



では、良く乾かしたらフィニッシュの色止めのため、セルロースディッピング。水性塗装のメリットは、ディッピングで色流れがないこと。だけど、塗装後この1回目のディップだけは超慎重に行います。サッと沈めて、引き揚げる時は、30秒以上時間をかけて、ゆっくり上げます。急いでしまうと、せっかくの塗装が流れてしまうことがあります。2回目以後は大丈夫です。



色止め完了でーす(*^^*)v 今日はここまでです♪ この後は、バリ取り、目入れ、リップ付けが続いていきます。楽しみながら行っていき鱒(^^;;




今回、長い文を最後まで読んくれた方ありがとうございます♪


最後に、同じタイプで同様の塗装で仕上がったミノーです。これは、いつも通りのアルミテープのウロコ仕上げです〜(^^;;




〜SIMONS MINNOW〜
・MINAMOWA50-S (5g)

カラー/ レッドヤマメ クロヤマメ




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この記事へのコメント
私にも大変参考になりました!!
水性塗料、私も試してみようかと思います!

それから、ブログリンクしてもよろしいでしょうか?
Posted by kou&makikou&maki at 2015年02月11日 21:48
kou&makiさん
こんばんは(*^^*) 長文を読んいただいてありがとうございます(^^;;
参考になればすごく嬉しいです♪
ブログリンク是非よろしくお願いします!!
Posted by simonsimon at 2015年02月11日 22:28
相変わらず緻密かつ創意工夫あっぱれw


塗料も奥が深い世界やな~

こちらは世界文化遺産の小川和紙が地元♪新たな和紙活用法研究中…しばらくサボってるけど(笑)
Posted by ジャケン at 2015年02月12日 00:16
お久しぶりです(^^)

いや〜…こうして丁寧に説明してくださるとまるで私でも簡単に出来るかのように錯覚してしまいそうです(笑

きっと数多のトライ&エラーの積み重ねによる賜物なんですよね。

今のところまだ度胸がなくて自作ルアーには手を出せていませんが、その時はどうか相談に乗ってください(^_-)


しかしなんとも…素晴らしい仕上がりですね〜(O_O*)
Posted by くろねくろね at 2015年02月12日 00:19
壁]ω・)ジー

フムフム…φ(・ω・。)かきかき

分かりやすい塗装工程の流れ
ありがとうございます┏○ペコッ

なんか自分にも出来るような気がしてきたぁ( ´ ▽ ` )ノ

ではさっそく…|彡サッ!

ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
Posted by UC at 2015年02月12日 07:58
水性ですか。成程~

プラモの時の墨入れでエナメルを使う原理ですね?

そうするってーとエナメル塗料で塗ってセルロースも有りかな。

今度試してみようっと!
Posted by tun_nokotun_noko at 2015年02月12日 13:02
ジャケンさん
ありがとうございます(^^;;
塗料もいろいろあって、今はこんな感じで落ち着いてます♪ また良いのがあったら紹介しますね〜
ジャケンさんの和紙貼りルアー好きですよ。僕もいつか和紙を取り入れてみよ〜っ♪(*^^*)
Posted by simonsimon at 2015年02月12日 19:35
くろねさん
コメントありがとうございます!お久しぶりです♪(*^^*)

いろいろ失敗も成功も全部大切な経験ですね(^^;;

是非ハンドメイド始めて下さい!楽しいですよ。喜んでご相談に乗らせていただき鱒!(^O^)/
Posted by simonsimon at 2015年02月12日 19:45
UCさん
こんな説明でわかっていただけたでしょうか(^^;; とりあえずやってみて下さいね!失敗しても何度でもやり直せます、水性だから(^^;;笑
いつかUCさんのハンドメイドミノー見れたら嬉しいです!

では、がんばって下さいね〜!(^^;; 笑
Posted by simonsimon at 2015年02月12日 20:15
tun_nokoさん
コメントありがとうございます(^^;;

「プラモの墨入れ」、、なんだろうって調べましたよ(^^;; エナメル塗料などで陰影を再現するテクなんですね! きっとそれも工夫のひとつですね(^^;; エナメル塗料とセルロースとの相性、ぜひ試してみて下さいね〜(^O^)/
Posted by simonsimon at 2015年02月12日 20:38
こんにちは^ ^

こういった工程を経てsimonミノーは作られて
自分の手元に有ると思うと、感慨深いです。

大事にガッツリ使わせて頂きます。^ ^
Posted by M‘S CRAFTM‘S CRAFT at 2015年02月13日 16:20
自分のですか…(−_−;)

まだ一つも作れてないんで…
まともに作れるようになったら
ブログはじめて見せますね( ´ ▽ ` )ノ

それまで少々お待ちを…
ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
Posted by UC at 2015年02月13日 18:10
M'S CRAFTさん
こんばんは(*^^*)
もっと上手になりたいですが、今のところはこんな感じでがんばって鱒!また色々教えて下さいね!

僕もM'Sミノー大事にガツガツ使います(≧∇≦)
今後ともよろしくお願いしまーす(^^;;v
Posted by simonsimon at 2015年02月13日 19:34
UCさん
がんばってくださいね〜
ブログ開設待ってまーす(≧∇≦)
Posted by simonsimon at 2015年02月13日 19:37
塗装して乾燥はどの位したんでしょうか?塗装後のどぶ漬けは原液ですか?
Posted by コージー at 2016年08月18日 18:42
コージーさん
ご質問ありがとうございます(*^^*)
塗装後の最初の色止めは30分以上乾かしてから行っていますよ。そして、バリを取って、目を入れてからは、2時間おきにディッピィングしています。

セルロースは原液を使っていますよ。

回答になったでしょうか。参考になれば幸いです。(*^^*)
Posted by simonsimon at 2016年08月20日 21:31
はじめまして。
このページを見てルアー塗装を始めてみようとコンプレッサーやら一式揃えてみました。
同じようにセラムコートでチャレンジしているのですが、ご助言いただけないでしょうか?
記事にある濃度で吹きつけようとすると、相当エア圧をあげないと塗料が出てくれません。
空気が出るばかりです。
そこで何点がお聞きしたのですが、エア圧はどのくらいやっているのでしょうか?
また、エアブラシのノズル径はいくつをお使いですか?当方は0.3mmですがうまくいきません。
希釈は水だけで行っているのでしょうか?
質問ばかりで申し訳ないのですが、ご助力いただければと思います。
Posted by tori at 2017年02月04日 04:44
toriさん
参考にして下さりありがとうございます!(*^▽^*)

ちなみに僕のエアブラシは、オリンポスのYOUNG8です。シングルアクション ノズル系0.3mmですよ。

エア圧は、後ろの目盛りでやや絞り気味です。

希釈は水のみです。

セラムコートをお使いでありがとうございます。予想ですが塗料がすこし濃すぎるかもしれませんね。僕は写真くらいの塗料の量に対して5〜7・8滴くらいの水をスポイドで入れてます。濃すぎる時は僕も噴出しないことがあるので薄めます。濃度が重要です。また、薄めると当然色の乗りも薄くなりますが、僕の場合は2度塗りもしくは3度塗りして着色します。その方法は、まず始めは薄めに吹いて、ドライヤーを当てるとサッとすぐ乾きます。その上にすぐ重ねて吹いてます。一度乾いた塗料の上は色が乗りやすく、流れにくいです。なので、ドライヤーは必需品になってます。 時間もかからないので試してみて下さいね。黒や深緑系は1回でも色が乗るかもしれませんが、白や黄色系では2回、3回と、重ねて吹かないと色が乗りにくいです。参考になれば幸いです。頑張ってくださいね!
Posted by simonsimon at 2017年02月06日 00:49
はじめまして。アクリル絵具での塗装に興味があり拝見させていただいております。
木を削ってヤスリをかけた後アルミを貼る前か後でセルロースのドブ漬けはしますか?
Posted by sinpapa at 2017年04月19日 15:44
sinpapaさん
はじめまして。ブログを参考にして下さりありがとうございます!

バルサを削って整形完了したら3回(2回−ペーパー掛け−1回)ディッピングして下地を強化と滑らかにします。そしてアルミを貼って3回(2回−アルミ段差ペーパー掛け−素地部分にシルバー塗り−1回)ディッピングして塗装下地完成で、塗装に入っていますよ。参考になれば幸いです(*^_^*)
Posted by simonsimon at 2017年04月23日 00:03
はじめまして。
水性塗料、大変参考になりました。私もシンナー臭があまり好きではないので笑。
ちなみにデッピングはナガシマのセルロースセメントですか?
Posted by 素人マン at 2018年12月22日 09:08
素人マンさん
はじめまして。参考にして頂きありがとうございます(*^o^*) セラムコートは色彩も豊富で気に入っています。はい、ディッピングはナガシマのセルロースクリアですよ。
Posted by simonsimon at 2018年12月22日 10:16
SIMONさんばかり頼りにしているYUKIです。

先日、ネットで初めてエアブラシを購入したのですが、わからない事だらけです。SIMONさんはセラムコート、アクリルガッシュ吹き付け後のエアブラシのお手入れ、定期的なメンテナンスはどのように行っているのですか?また、使っているのであれば、お手入れやメンテナンスに使っているメンテナンスブラシ、溶剤、エアブラシ洗浄液の名前も教えてください。あと、バルサ材は、3ミリのものを使っているのですか?聞いてばかりですいません。
外出はできませんが、お互いに頑張りましょう!(⋆^o^⋆)
Posted by YUKI at 2020年05月14日 14:21
YUKIさん
ご質問ありがとうございます。
エアブラシを買われたんですね。頑張ってください。

僕は特別なメンテナンス道具は使ってません。エアブラシ使用後は、分解して「綿棒」と「ラッカーうすめ液」で、内部・外部を洗ってます。大切なのは、しっかり内部を乾かすことです。内部に水分が残らないようにしてください。エアブラシごとに専門的なメンテナンス方法もあると思うので、説明書等も確認して、僕のやり方はそのひとつとして参考にしてくださいね。

バルサは50mmサイズのミノーでは3mmを使ってます。それより大きなミノーは4mmです。ご参考になれば幸いです。
Posted by simonsimon at 2020年05月16日 09:12
 
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